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項目 |
サラリー世帯の年金 |
自営業者の年金 |
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お勧め書籍 |
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制度の破綻が心配される日本の年金制度ですが、果たして保険料を払い続けても大丈夫なのか?破綻しないにしても掛けた保険料に見合う年金をもらえるのか?とご心配の方少なからずいらっしゃることでしょう。そこで現在の年金制度でどの程度の年金が支払われるのか、おおまかな計算をしてみましょう。
ただ、ここ数年社会保険に関して法改正が頻繁に行われています。さらに経過措置といって、年金受給権者の生年月日により受給される年金計算は複雑で、今後さらに改正される恐れもあります。そこでここではごくシンプルに「もし最新の年金計算の方法で算定したらどんな年金水準になるか」というスタンスで計算してみます。
ですから年金計算の流れを理解するための単なる目安でありかなり乱暴な数値である点も申し添えておかねばなりません。 |
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T.サラリーマン世帯の場合
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会社員の夫、妻は専業主婦の家庭について考えて見ましょう。
会社員に加入が強制される公的年金制度は「厚生年金」という制度です。
大企業の中には企業年金に加入されているケースもあるがここでは厚生年金だけで考えてみます。
(1)年金支給額の水準はどの程度か
@報酬月額をいくらにするか
厚生年金は、その支払われる中身が2種類で構成されています。ひとつは基礎年金部 分、もうひとつは報酬比例部分です。基礎年金部分はその人が年金に加入していた期間によって年金額が決定します。これに対し報酬比例部分はその人が年金加入中に支給を受けた報酬(端的にいうと給料)と加入期間によって年金額が決定します。
現在の会社員の生涯賃金は2億〜2億5千万円といわれていますので、2億2千万円で
計算してみます。
報酬月額 220,000,000÷勤続年数40年÷12ヶ月=458,000円
Aこれを元に平成17年現在の制度(旧法部分、経過措置は便宜上無視します)
イ.基礎年金部分
1,676円(これは定額)×40年×12ヶ月=804,480円
ロ.報酬比例部分
458,000円×5.481/1000×40年×12ヶ月=1,204,943円
ハ.イ+ロ=2,009,423円
B妻の年金は
妻は専業主婦でしたので65歳になると国民年金が支給されます。こちらも40年加入
したとすると804,480円
Cつまりサラリーマン世帯の年金額は、夫婦が同時に65歳になる(普通はない)として
総額280万円程度の年金が支給されることになります。
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(2)負担すべき保険料はどの程度か
2億2千万円×183/1000(H29年以降の率)×50%=20,130,000円
妻は結婚までの5年間国民年金を払っていたとして
13,580円×12ヶ月×5年=814,800円
(話をわかりやすくするため、全て総報酬制&全期間介護保険負担。変ですが。)
トータル保険料は20,944,800円
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(3)投資収益と考えてみると
この夫婦が現在の平均寿命(男性78歳、女性85歳)まで支給を受けたとすると
イ.280万×(78歳-65歳)=3,640万円
ロ.80万×(85歳-78歳)=560万円
ハイ+ロ=4,200万円
保険料2,100万円で4,200万円のリターンが出ることになります。
これは40年間の投資の結果なのですから、
年平均利回りは (4,200-2,100)÷4,200÷40年=1.25%
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U.自営業者の場合
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自営業者の場合は、基礎年金のみが加入義務になります。
従って40年間きちんと保険料を納付したとすると、
(1)年金額
814,800円
(2)保険料総額
13,580円×12ヶ月×40年=6,518,400円
(3)投資収益
814,800円×(78歳(男性の場合)-65歳)=10,592,400円
平均利回り (10.592,400-6,518,400)÷10,592,400÷40=0.96%
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V.公的年金に勝る投資商品はない?
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以上をみたとおり、低金利下の日本では年金制度は投資としてみるとなかなかの優れものであることがわかります。
現段階では個人年金を利用して国民年金を滞納する・・・というのは賢い選択とはいえないでしょう。
ただ、国が運営しているから大丈夫。リスクはゼロ!などとはゆめゆめ考えてはいけません。
65歳になっても年金以外に収入がある、こんな形を目指す必要があるのです。
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お勧め書籍
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年金がアッという間にわかる本
真島伸一郎 著 |
複雑な年金制度をその成り立ちの歴史も交えて理論的に説明。大変わかりやすくできています。FP試験や社会保険労務士試験にも使える良書。「あっ」という間にわかる・・というのは大げさですが。 |
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